新型Wii

欧州で11月から発売される新型Wiiは、ゲームキューブ互換とゲームキューブコントローラ&メモリーカードスロットを削除した廉価モデル。
ゲームキューブ関連の互換を外すことで、日本円で1万円程度でWiiが買えるようになります。
ソフトをバンドルして売るのが海外では一般的。
本体と一緒に入れるソフトで価格が多少前後します。
欧州では「Wii Sports」+「Wii Sports Resort」セット、「Wii Fit Plus」セット、「マリオカートWii」セットが現在販売中。
さらに「マリオ&ソニック AT ロンドンオリンピック」を同梱し、新カラーであるブルーを採用した新型Wiiセットが11月18日に発売されます。
マリオカートWii」セットが現在Amazon.EUで139ユーロで販売中。
(新型Wiiと「Wii Fit Plus」&バランスWiiボード(クロ)は199.95ユーロ)
日本円に換算すると1万4500円程度。
ソフトは新品で4800円ですから、それを差し引くと本体は9700円に。
(あくまで定価からの計算ね)

マリオカートWii」パックのWii本体は新型ではないのでゲームキューブ互換があります。
ここからゲームキューブ関連の部品コストをカットすると、9000円程度といった所でしょうか。
さらにWiiリモコンとヌンチャクの価格は3800円+1800円=5600円。
原価はもうちょっと価格安いので、仮に両方あわせて4000円という計算で。
するとWii本体は5000円くらいで作られていることが想像出来ます。
ACアダプタとセンサーバーのコストもありますが、ここでは考えずに進行しましょう。
もちろんこれは個人的な想像ですので、実際はそうではないと思います。
Wiiゲームキューブをベースにモーション操作を採用して作られたゲーム機。
高い部品で性能高いゲーム機ではないからこそ、ここまでコストを下げられるのが実現できるのでしょう。
ニンテンドー3DSのように、Wiiは赤字販売ではないと思いますし。

Wii U登場までまだまだ時間があります。
Wiiはバトンタッチするまで市場のトップシェアを守らねばなりません。
年末は「星のカービィWii」「ゼルダの伝説 スカイウォードソード」「マリオ&ソニック AT ロンドンオリンピック」「ポケパーク2」「いただきストリートWii」など、Wii向けキラータイトルが毎月最低1本用意。
年始からずっと新作不足が続いていましたが、年末のWii市場を盛り上げる弾は揃いました。
来年以降のラインナップが無いに等しい今、たぶん今年の年始のように極端な失速が予想されます。
Wii Uが出るまで、なんとか持ちこたえるのが最後のWiiの仕事だと思います。
幸い、WiiリモコンWii Uでもそのまま使えますしね。

・・・なんて事を書いて今日の日記ネタにしてみました。